子供に勉強しなさい!
と言っても子供に響かない。よくあることですね。
とてもよく分かります。自分がそうでしたから。
頭ごなしに叱るだけで子供が動いてくれるなら、悩みも苦労もしないですもんね。
実は…勉強しなさい!と言ってしまう保護者の方も日本の教育の被害者だと僕は考えています。
勉強しなさい!では、子供はなびかないですよ。
保護者の方もも勉強しなさい!と親に言われ続けていたことを無意識に子供に受け継いでしまっています。はっきり申し上げて良くないことです。
親から変わっていかないと子供も変わりません。
子供に勉強しなさい!ということは子供が勉強しない理由の1つではあります。
この記事では、なぜ子供が勉強しないのかについて。また、子供が自主的に勉強するようになる方法を紹介していきますね。
さらっと読むための見出し
なぜ子供は勉強しないのか。2つの原因

子供が勉強しない原因として2つあると僕は考えています。
では、1つずつ見ていきましょう。
親に学びの姿勢が足りない

子供が勉強しない原因の1つとして、親に学びの姿勢が足りないことが挙げられます。
勉強しなさい!と頭ごなしに言うのは簡単です。言うだけなら本当に簡単です。
でも、それで子供は勉強するようにはなりません。
子供は親のことをよく見ています。
学ばない親を見て、自分が学ぼうなんて思うでしょうか?
一度、胸に手を当て考えてみてください…
どうでしょう?
学ぼうとは思わないですよね。
子供が学びたい!と思うには親も日々学び続けることが不可欠です。
日々学びと自己研鑽を行っていきましょう。
日々学び、自己研鑽をしている親を見たら子供も親を尊敬し勉強するようになるでしょう。
親は勉強をつまらないもの・苦痛なものと刷り込んでしまう

親の学びの姿勢が足りないからこそ、勉強がつまらないもの・苦痛なものと子供に刷り込んでしまいます。
子供のころ、勉強は子供の仕事だと教わり、結果つらいものという認識になっているのだと思います。
お気持ちお察しします。僕もそうでしたから。
無理にやらされている時ほど、あーつまんね。という感覚は消えません。
しかし、本来勉強は少なくともつまらないものではありません。
勉強を無理にやらせようとする…勉強をまるで修行かのような位置付けのイメージを植え付けてしまうから子供は勉強しなくなるのです。
それを分かってない親が多いのは現状ですね。
では、どうしたら子供は勉強するようになるでしょうか。
5つの解決策を紹介していきましょう。
子供が自主的に勉強するようになる5つの方法

子供が自主的に勉強するようになる、5つの解決策を紹介していきます。
1つずつ見ていきましょう。
大人が勉強する姿勢を見せる

社会人になると途端に勉強しなくなる人は本当に多いです。繰り返します。本当に多いです。
そのまま結婚して子供を産み、学ばない一人の親となりますよね。
学ばない親を持つと子供はどうなるでしょうか?
おのずと子供も真似をするはずです。子供がいる保護者の方は自分の生活に学びがないか見直してみてはいかがでしょう?
今まで学んでこなかったならば、新しく学べばいいんです。
人は、変わることができますから。
例えば、読書をするだけでもだいぶ違いますよね。
そして読んだ内容で役立ちそうなところを子供に話してみるんです。
自分の思考の整理にもなりますし、子供もなんで?
と内容に対して興味を持ちますし、子供の勉強にもなります。
結果、学びの幅は広がります。
勉強がどう役立つのか考え、教える

勉強がどのように役立つのかを教えてくれる人は本当に少ないです。学校で教えてもらえませんし、親でも教えられる人はあまりいないです。
僕も勉強がどう役立つのかを教えてもらったことはありません。まるで修行僧かのようにひたすらゴリゴリ勉強してました。
これでは、忍耐力が相当ない限り続けることは難しいですし勉強を楽しむこともできません。
でも、勉強がどう役立つか正しい知識を教えることで子供が勉強する確率はグッと上がります。
英語を勉強するならば→普段交流を持たない外国人の方と交流が持てて楽しくなる。異文化交流で人生の幅が広がる。
国語を勉強するならば→日本の制度は、一般人に分からないように難しく作られています。頭がいい人のために世の中はうまく作られているので、国語をしっかり勉強できればそれを理解し前を歩き続ける人になれる。
など、勉強することで役立つことがあります。
それが分からないならば調べてでも子供に教えてあげてください。
間違えてでも、世の中は厳しいからその修行のために勉強をするんだ…と教えないでくださいね。
子供の選択肢がでグッと狭まる可能性が出てきますからね。
子供と一緒に勉強する

子供と一緒に勉強するのは大事です。
親が勉強しないで、ただ勉強しなさいと子供に言うだけでは子供は勉強しませんから。
子供に勉強する習慣がつくまで、一緒について勉強してあげるのもいいかもしれないですね。
子供と一緒に勉強する際、注意しなければならないことがあります。
それは、子供に分からない問題が出てきたときに責めないことです。
ある程度勉強してきた親であれば子供の勉強は簡単にできてしまうので、つい子供が分からないことをを責めてしまいがちです。
むしろ、分からないことがあり、それを理解できた時褒めてあげましょう。
子供は叱って伸ばすより褒めて伸ばしてあげましょう。
子供の質問に答える

子供は本来好奇心旺盛で学びの意欲も高いです。
なので、親に対してたくさん質問してくるでしょう。
その質問を適当にぼかすことが、多くないですか?
一度よく考えてみてください…
子供の質問に向き合い、真剣に答えてあげると子供も納得し学ぶ子に育ちます。
そのために、前述した親が学ぶことも怠らないでくださいね。
進路について話をしてみる

子供と進路について真剣に話をしてみることも大切です。
例えば、子供が真剣にユーチューバーになりたい!と言いだすかもしれません。
ユーチューバーのように、一般的に考えたら1つだけで生計を立てるのが難しそうな職業もありますよね。
しかし、それを頭ごなしに否定しないであげてください。
まずは子供の夢を受け止めること。
たとえ心の中では反対でも、子どもの夢を止めてはいけません。
必ず選択肢は与えてあげてください。
最初から否定されることで子供はやる気を失い、学ぶことをしなくなりますから注意してくださいね。
子供に勉強してもらいたい気持ちは理解できるが偏差値教育は時代遅れ。広い世界を子供に見せよう

子供が勉強しなくて困る。といった保護者の方に向けてこの記事を書きました。
しかし、僕は勉強することがすべてだとは思っていません。
もちろん、学ぶことは大切です。学校の勉強だけでなく、世の中にはたくさん学ぶべき楽しいこともたくさんありますから。
いい大学→いい会社へ入社→安定した人生。と考える方もまだまだ少なくありませんが、その時代に終わりは近づいてきています。
つまり、偏差値教育も時代遅れとなってきているのです。
これからの時代は視野を広く持つことがより大切になってきます。
学歴から選択肢を広げる…ではなく、視野を広げることで選択肢を広げる。といったことを大事にしながら子供を育てるとうまくいくでしょう。
その第一歩として学びへの意欲を大切にしていきましょう!