Captain Kein 第四話 最上の回復魔法を持つ男

Captain Kein



ケインとダグは、回復魔法のジューと、力技のニックを仲間に引き込むと決めた。そして杉並へ向かっているところであった。

登場人物

日本

東京

ケイン→物語の主人公。最弱→イノシシを倒せるように!戦闘センスの素晴らしさをダグに見込まれ成長してゆく。

ダグ→物語の準主人公。ワールドクラスの実力を持つ炎の剣士。人望がないため、第一回ストロングバトルは個人戦のみ出場。日本一を取り世界へ挑むもブラジル最強のアリアスに圧倒的敗北を喫する。そんな中、ケインと出会い共に修行する。

ジュー回復魔法においては日本一と言われる実力者。しかし、フィジカルの弱さが課題であり本人も負い目を感じている。氷呪に2018年度のストロングバトルに勧誘されるも断った結果、顔面に大きな十字傷を負わされてしまい氷呪を恨んでいる。

大阪

氷呪(ひょうじゅ)ダグの終生のライバルと呼ばれる。ジューに大怪我をさせた悪者。氷の剣士。昨年度は団体戦、個人戦ともに世界大会出場。個人戦の日本大会では決勝でダグに敗北。ダグとは100戦48勝52敗で負け越しているのをだいぶ気にしている。団体戦世界大会では準々決勝、アリアス率いるブラジルに圧倒的敗北を喫する。

 

ブラジル

アリアス→世界最強の男。圧倒的実力で団体戦、個人戦共に優勝。あまりに強く、世界中から恐れられていると同時に憧れの的だ。

 

いざ、回復魔法のジューを勧誘しに杉並へ

ケイン:杉並って高級住宅街だよなあ。

ダグ:場所によるがな。残念ながらジューが住むところは高級住宅街とは遥か遠い杉並だ。久我山のあたりさ

ケイン:なーーーーんだ。高級住宅街見られないのがっかりだ

ダグ:てめえ、置いてくぞ

ケイン:おや、置いて行ったら困るのは誰かな?人望のないダグさんよお。

ダグ:それを言うな…着いたぞこれがジューの住む屋敷だ。

ケイン:うおおおおおおお!おいおい、かなり高そうな屋敷じゃんか。

ダグ:よし、頼む。

ケイン:えーーーーーーー!俺ーーーーー!!!

ピーンポーン

ジュー:(インターホン越しで)なんだ?

ケイン:私、ケインというものでしてあなたと一緒にストロングバトルの大会に出たいと思って勧誘しにきました

ジュー:その話はやめてくれ。俺は去年、氷呪というクソ野郎に同じことを言われ勧誘を断った。断ったら何されたと思う?あいつ、この俺の美しい顔に十字傷を…モテモテだったのに自信がなくなって外にも出れねえ。もう俺は終わりだ…

ケイン:(これは、話を真摯に聞いてあげれば家に上げてもらえるかも…)いや、ジューさん…インターホン越しでも貴方のイケメンさ、モテオーラ共に伝わってきますよ。

ジュー:本当か?!おいお前!上がっていいぞ

ダグ:(マジかよ…これは茶番か?)

ジュー:ただし、武器は置いてこい。ケインの横のクソ剣士。お前からは氷呪と同じにおいがする。剣をそこに置いてこい。上げてやるから何もするな。

ダグ:ああ、わかったよ。邪魔するぜ。

ケイン:お邪魔します。

ジュー:おー!君はいい奴そうじゃないか。

ダグ:邪魔するぜ。

ジュー:やっぱりお前は氷呪と同じにおいだ。

ケイン:待ってくださいジューさん。ダグは確かに風貌も悪そうだし人望もありません。でも、彼には世界を目指すひたむきさがある。悪さなどしない。

ジュー:世界を目指すひたむきさなら氷呪にもあったさ。冷酷すぎるほどに。だからそれだけじゃ信用ならねえ。

ケイン:ぐっ…

ジュー:話はそれだけか?なら帰ってもらうぞ。

ダグ:そういやテメー、顔に大傷付いたから女にモテなくなったと言ってやがったな。顔に傷できてから外出たことあんのか?

ジュー:あるわけないさ。俺のレディーたちがガッカリするのが目に見えてるのさ。

ケイン:(ダグ、ナイス繋ぎだ。やばかったがあとは俺に任せろ!)なら、外に出て見ませんか?俺と一緒に。こいつは置いていきますから。ジューさんほどの美貌を持つ方なら顔に傷があろうとモテモテですよ。

ジュー:だが、俺はレディーたちがガッカリするのを見たくない

ケイン:わかりました。じゃあレディーたちがガッカリしたら僕もダグも自害します。それなら外に出てくれますか?人二人の命がかかってます。

ジュー:やめてくれよ。ケインくん。君なら本当に自害しかねない。少しだけだぞ。レディー一人に会ったら帰るぞ

ケイン:(よし!)

 




傷ついたジューを外に連れ出すことに成功!しかし…

ジュー:久しぶりの外だ。ああ、レディー一人も見てないからきっと可憐で美しく見えるに違いない…なのに俺は醜い…

ダグ:(おい、ガッカリしてるぞ)

ケイン:(大丈夫だ、ダグ)

女性1:あれ?あれってジュー様じゃない?

女性2:1年ぶりくらいに見たわよ。

ジュー:ああ、レディーたちがガッカリした目で俺を…お前たち、自害しなくていいぞ。俺が死ぬ…ああ…

女性1がジューの顔を覗き込む

女性1:キャーーーーー!!!

ジュー:(ああ、終わった。さらば我が人生)

女性1:ジュー様、美しいお顔に傷が。可哀想。やったやつが許せないわ

女性2:だから外に出られなかったのね。安心して、私たち杉並の女性は貴方の味方よ

ジュー:レディーたち…僕を見捨てないんだね!ああ!生きててよかった!

ケイン:ふう、めでたしめでたし…だなあ

ダグ:で?このまま逃すわけには行かねえよなあ

ケイン:し、しまったああ!!!!終わった…

ジューにとある一言をダグが投げかける!!

ダグ:おい、ジューさんよお。

ジュー:ふははは。レディーたちは僕の味方。なんだねお前。

ダグ:お前の回復魔法は日本一と聞く。その回復魔法でお前のその顔…治らねえのか?

ジュー:は!!!しまった!!!氷呪に斬られた時気が動転しすぎてそんなこと頭になかった!治せるよ。ああバカ俺。なんで一年近くも放置してたんだろう。そしてダグくんありがとう。君のことを疑って悪かったよ。ヘイ、レディーたち。僕の美しい顔が復元されるよ見て見て(回復魔法を使う)

女性たち:わあ、ジュー様のお顔が元どおり。すごい魔法だわ。

ダグ:ますます気に入った。お前、俺たちの仲間になれ。お前の回復魔法は本物だ。共に世界一を目指そう

ジュー:ああ。君たちに協力しよう。こんなに嬉しい日はない。顔が治り、レディー達と分かり合え、仲間もできた。言うことなしさ

ケイン:やったーーーー!!!ジューが仲間になったぞーーーーー!!!!!次はニックだーーーーーー!

 

こうして、ジューを仲間にすることができたケインとダグ。そしてニックを仲間にすべく青梅に向かう3人であった。

 

 第五話に続く